エイトレッド:2024年3月期決算(2024/04/25)

参考

売上は上振れしたのに各段階利益が下振れ。

前期比の成長率で見ると売上は15％と良い数字だと思うけど、営業利益が5%成長ってのは見劣りする。営業利益一桁成長は2017年度以来。
営業利益の成長率が弱いのは3Qまでの推移で感じてたから、その流れを汲んだ形ではあるかな。

営業利益率42%は高位で推移してると思う。(前年の46％には劣るけど。)

営業利益が物足りないのは3Qまでと同じ理由。
「原価増、積極的な製品・広告宣伝投資等」が要因。
決算説明資料p.17より。

積極投資して減益。って所まではいってないから、比較的うまく回ったと思う。

AgileWorksが想定してた以上に成長してた。
すごいじゃないか！

近年開発を強化する方向で動いているけど、エンジニアの増え方がそれを示してる。
…ような気がしなくもない。（元々増加傾向にあるっちゃあるから過大評価かも知れん。）
とりまこの図表はこれまで無かったと思うけど、こういう情報開示は良いと思う。

2023年の6月に開発・CS部門の役員として佐藤拓良さんが参画するニュース(役員の異動に関するお知らせ)があったけど、wantedlyに面白い記事があったから紹介。
大手・ベンチャー・日系・外資を渡り歩いた男が、エイトレッドが「開発者の楽園」だと言うワケ。

売上・各利益共に二桁成長を目指すという事で、良いと思う。

配当予想は32円。前年に対して+6円。配当性向は30.2%。
それを考えると、とても良いニュースだと思う。

ここ3年連続で2円増配で配当性向が30%を下回る水準だったから、ぶっちゃけ渋かった。
これなら納得する投資家も多いんじゃなかろうか。

これはどうなるんだろう。
手ごたえと言うかお客様の反応や、パッケージからのシフトの可能性とか確認したいところ。
後は同時接続数で料金が決まる。ってのが差別化の一つっぽい。そこもどうなのか、確認したい。

今回の資料は成長ポテンシャルや取り組みについてが書かれてて、これまでとちょっと違う。
力が入ってると思った。

25年度は成長のレベルが売上・利益共に二桁、そして配当も2円から6円増配で配当性向30%乗せ。
この辺りはポジティブでしょ～。
ココから1年しっかりと目標に沿った結果を出して、これまでの「微妙に物足りない感」を払しょくして欲しい。
そしてPERで30倍を超える市場評価を取り戻して欲しい。

知らないうちに岡本社長がXを再開してた。

見た感じ意識高い系の発言が多いけど、誰に向けての発信なんだろう。
エイトレッドの社長なんだから、会社周辺のネタを出して営業やリクルートにつなげてくれると、投資家としてはありがたい。
ま、個人のアカウントとしてアーダコーダいう感じなのかな～。