プラネットから決算単信と配当金のお知らせがリリースされていたから見てみましょう。
2020年7月期決算短信
剰余金の配当(増配)に関するお知らせ
説明資料は9月24日に公開。
2020年7月期 決算説明会資料
配当
まずは配当の件。
期末配当20円50銭の会社予想から21円へ増配ッ!
最初は配当据え置きの計画からスタートしてビクビクしてたけど、結果は増配でホッとした感じ。
2020年7月期決算
2020年7月期の会社予想と業績
単位:百万円 | 予想 | 実績 |
売上 | 3,030 | 3,052 |
営業利益 | 615 | 729 |
経常利益 | 630 | 748 |
純利益 | 430 | 441 |
何気に予想値と比べて数字良いよね。
旅費交通費が抑えられたりで、コロナの影響がコスト面でプラスに働いた模様。
ただ、純利益は渋い数字に。
これは投資有価証券評価損を特別損失として計上したためらすぃ。
…えっと、投資有価証券って何があったっけ?
2019年7月期の有価証券報告書から確認してみるぽ。
有価証券報告書-第34期(平成30年8月1日-令和1年7月31日)
あぁそうだった。アイスタイルを結構保有してるんだよね。昔確認した記憶がある。
因みにアイスタイルはアットコスメの会社。ダブルフロンティアは買い物代行の会社。
てか、社債も結構保有してるよな~。
個人投資家目線で言えば、運用として長期で保有するなら債券なんかよりも株(世界株インデックス等)がパフォーマンス的にベターだし、何なら積立投資でもしたら良いんじゃないか?
価格変動がどうのって言うなら、定期預金の方が余計な神経使わないからベターなのではなかろうか。
って事でちょっと横道にそれたけど、改めて前期の実績と今期の予想をチェックしてみるぽ。
2020年7月期の実績と2021年7月期の会社予想
単位:百万円 | 2020/1Q | 2020/2Q | 2020/3Q | 2020/4Q | 2021/1Q | 2021/2Q | 2021/3Q | 2021/4Q |
売上 | 773 | 1,514 | 2,279 | 3,052 | 1,520 | 3,070 | ||
営業利益 | 166 | 313 | 521 | 729 | 310 | 645 | ||
経常利益 | 169 | 320 | 531 | 748 | 315 | 660 | ||
純利益 | 114 | 214 | 357 | 441 | 215 | 450 | ||
売上前期比 | 1.4% | 0.2% | 1.3% | 0.9% | 0.4% | 0.6% | ||
営業利益前期比 | -11.2% | -14.2% | -2.3% | 3.1% | -1.0% | -11.5% | ||
経常利益前期比 | -10.6% | -13.7% | -2.2% | 3.6% | -1.6% | -11.8% | ||
利益前期比 | -11.6% | -15.4% | -3.5% | -10.2% | 0.5% | 2.0% | ||
売上進捗率 | 25.3% | 49.6% | 74.7% | 100.0% | 49.5% | 100.0% | ||
営業利益進捗率 | 22.8% | 42.9% | 71.5% | 100.0% | 48.1% | 100.0% | ||
経常利益進捗率 | 22.6% | 42.8% | 71.0% | 100.0% | 47.7% | 100.0% | ||
純利益進捗率 | 25.9% | 48.5% | 81.0% | 100.0% | 47.8% | 100.0% | ||
営業利益率 | 21.5% | 20.7% | 22.9% | 23.9% | 20.4% | 21.0% | ||
経常利益率 | 21.9% | 21.1% | 23.3% | 24.5% | 20.7% | 21.5% | ||
純利益率 | 14.7% | 14.1% | 15.7% | 14.4% | 14.1% | 14.7% |
前期についてはコロナの影響によるコストダウンが4Qで効いてて、営業利益が前年比プラスに浮上した感じ。
今期の方はコロナの影響で売上は横ばい、研究開発コストにより営業利益は減少。そんな感じ計画。
営業利益率は20%をキープ。
保守的な数字だと勝手に思ってるけど、コロナ情勢も見つつな感じかな。
一応細かく、前期の事業別売上も確認しておきまっしょい!
細かく事業別に見てみると、主力のEDIは売上増でこれは微増堅調。
ただ、データベース・その他は売上減。あんまりうまく行ってないみたい。
長期的な業績の推移
利益はヨコヨコレンジが続いてて、売上もここ3年は1%未満の成長。
利益は積極的に顧客還元するから良いとして、問題は売上の伸び方だよねぇ。
EDIを利用する会社は年々増えてる。だけど、その伸びに対して売り上げが伸びてないように思うんだよなぁ。
ま、ただこの業績の推移。ものすごく堅いよね~。
リーマンショックの2008年から見て大きな下振れが無いのは強い。
感想
ひとまず連続増配記録更新は個人的に好材料。
ま、増配の前提になる売上が伸びてるしね。ほんの少しだけど。
ただ、成長性の弱さがな~。
売上成長率が1%程度の状態が続いているけど、今後売上減の年がいつ発生してもおかしく無い気がする。
営業利益率20%をキープしているのは優秀だと思うけど、この成長角度は投資家としてちと厳しいと思うんだよね。
コロナが落ち着けばインバウンドも復活して活性化するんかな?
希望的観測を持ちつつ、今後の成長拡大に期待。
株価
発表当日2020年9月14日のSBI証券のPTSでは1450円で出来高100株。
2020年9月15日のプラネットの株価
株価 | 前日比 | |
前日終値 | 1,461 | |
始値 | 1,462 | 0.1% |
高値 | 1,474 | 0.9% |
安値 | 1,406 | -3.8% |
終値 | 1,448 | -0.9% |
出来高 | 5,000 |
翌日の東証の株価も似たような水準かな~。
出来高はプラネットにしては大きいけど、目立った動きは無かった模様。
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