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eBASEの株主総会へ2019年6月24日

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eBASEの株主総会へ行って来たよ。初参加。
13時開始だから非常に行きやすくて良い感じね~。
会場は大阪駅・梅田駅近くの大阪新阪急ホテルで星の間
新幹線で新大阪→大阪(JR)と移動したら直ぐに到着ぽ。(実は大阪駅からホテルまで少し迷いました。)
リンク(PDF):第18回 定時株主総会招集ご通知

70人ぐらいの会場で、席は殆どが埋まっていた感じ。
2018年の5月にに株主優待を新設したって事で、もしかしたら人が一気に増えたかも。
テーブルは無し。

株主総会、その後に説明会の流れでしたッ!
ありがたい。

って事で手元のメモを整理してみるぽ。
質疑応答とかメモが追い付かなくて抜けている所もあるはず。てかあります。
ま、その辺は議事録じゃないんで、やんわりと行きます~。

株主総会

事業報告は社長が招集通知をそのままじゃなく説明する感じ。
スライドによる補足あり。

どこの会社でも事業報告って小難しいんだけど、せっかくスライドがあるしグラフで視覚的に分かりやすいと良かったかな。
対処すべき課題は項目が8つもあって、一つ一つ説明されていたのは印象的だった。

ま、総じて株主総会の事業報告って小難しいんだけど、書いてある文章は事前にお読みいただいているって前提で、分かりやすさを追求して欲しいなぁ。ってのが個人的な希望。
BtoBで更にIT系だと馴染みが薄い人も多いだろうし。

質疑応答

競合について。
食品については小売の会社に集中して、そこでまず採用していただく戦略を採った。
小売の中で30/50社はeBASEを使ってもらっており、残りの会社も競合のシステムを使っている訳ではないのでいずれeBASEを使ってもらえると思う。

逆に残りの会社はなぜ今使っていないのか。なんでだろ~。

食品以外は国内では目立った競合は無いが、海外にはドイツのSAP Hybris(ハイブリス)と言う大きな存在がある。eBASEは蟻でハイブリスは象ってぐらいの存在。
しかしeBASEは規模が小さいので小回りが利く。素早いアクションで対応していきたい。

入札。
大手の2億円。eBASEは5000万円。このような勝負になって負けた。

小さい無名の会社はちょっと…って言われるとどうしようもないから、東証一部企業になった事による信用力のアップで改善を期待したいね。

情報セキュリティー。
オープンな情報を扱っているので、仮に掲載情報の漏洩があっても大きな支障が発生するものではない。
今後は更にセキュリティーのレベルも上げつつ、(公開前情報のような)ハイレベルな情報も扱えるようになりたい。

セキュリティーは会員のIDやパスワードを含めた登録情報もあると思うけど、その辺の漏洩については公開情報じゃないから質問者は聞きたかったんじゃないかな?と思ってみたり。

人材獲得について。
困ってる。
eBASEの営業は他の部署から人を回している。
eBASEの開発の人手不足は、eBASE-PLUSから人員を回すことで対応している。
本当に人手不足で困っているIT企業よりマシ。

これって人員をうまく回しているって事だけど、アッチに行ったりコッチに行ったり移動する事になると、中の人の立場としては大変だよねぇ。
こうも慌ただしいと、余計な仕事・コストも増えそう。
あんまり待遇は良くないのかなぁ?
業界平均と比べて離職率はどれぐらいなんだろ。

東証1部上場企業ってブランドから採用活動の場でチャンスが増える可能性はあると思うけど、東証1部行って何か人材獲得の面で変化はあったのかな?
ま、東証一部だからって事で入社を希望するような人は、能力があるようで無い側面もあったりするから難しいけどね。
最近IT大手の高報酬インターンが話題になったけど、地道にインターンで獲得していくのも良いのかな?
かな?かな?って感じでこの辺はよく分からないけど、むしろ人材獲得が問題なく出来ている会社との違いは何?

13時45分に株主総会は終了。

会社説明会

休憩を挟んで14時から会社説明会。
半分ぐらいは株主総会の終了で退席した模様。
事業への理解を深めるせっかくの機会なのに勿体ない。
株主総会だけは参加しないといけない人とか、株主優待があればOKって感じならまぁそうなんかもしれないけど。
でも何だかんだで株主優待を理由に長期で保有する人が多いのも事実で何だか複雑。

2001年9月の創業以来、無謝金経営
増収増益トレンドで純資産もどんどん積み上がっていて自己資本比率も高い。
2018年3月期に配当性向を20%から30%に目標変更で配当が2倍に。

安定した財務の会社。大好きッ!

統合商品データベース事業。
このような一般展開する形でビジネスを始めたのはeBASEが初めてかも知れない。

食品は原材料情報を原材料メーカー、食品メーカー、卸、小売り、消費者へと正確に伝える事がとても大切で、eBASEで正確な情報を低コストで正確に交換できる環境を整備している。
そんな食の安全管理を扱うFOODSeBASEの採用企業は約2.2万社で、その中で約500社が有料会員。
メーカーもスーパーも多くが無料で使っている事になるが、無料で使ってもらって業界のデファクトスタンダードになる事が狙い。
無料で便利な社会になれば社会貢献にもなる。
有料会員も月額5万円と非常に安くて導入しやすい。

無料で広く使ってもらうってのはITサービスや課金ゲームでよくある感じよね。
無料ユーザーでサービス層を厚くしてサービスとして成立させる。
そして収益としては廃課金ユーザーのお布施で成り立つ感じ。
でもeBASEの場合は有料でも月に5万円って事で非常に良心的に思う。
イオンみたいな大規模な所でも5万円。
そういえば楽天市場も昔は場所代が定額だったけど、利用者の拡大に合わせて従量課金になった経緯があったよね。
eBASEが将来的にどういう道に進むのかな?

質疑応答

AIの活用。
会社としてはやっていない。
eBASEの強みはビッグデータを保有している事。
活用の分野は業務提携で別の会社と協業する方針。
例えば新商品のPR戦略を分析するような実証実験は行っている。

そいえば大阪と言えばシルバーエッグ・テクノロジー社。
ここはリコメンドのIT技術者集団って認識だけど、リコメンド技術を使っておすすめ商品情報を提示するってのも付加価値的には面白いんじゃないかな?出来るのかな?
…まったくの思い付きで適当な事を言いましたッ!
一応シルバーエッグも無謝金経営のIT企業だだから、気になる投資家の人はチェックしてみてみて。外国人の創業社長がトップの珍しい会社。

VR・3Dデータの扱い。
専用の人材を例えば年収2000万円で採用する。と言うような事は困難。
協業する形で取り組みたい。

海外展開。
少しは考えている。
やみくもに攻めて行っても勝てないので慎重に。
海外のパートナー企業は探している。

例えば日系スーパーが多い地域から海外展開できれば興味深いと思うけど、文化や商習慣も違う中だと難しいわね。
まずは国内である程度以上の役割を果たしつつ、海外の動向をにらみつつ。って感じでしょうか。

15時なったので質疑応答は打ち切り。

自分も質問したかったけど、残り時間が少ないって事で、他のレベルが高そうな人に質問は回しておきました。自分は業績やビジネスってよりは採用とか理念とかその辺の質問がしたかったのね。
次回はもう少し説明会で質疑応答の時間があれば良いな。
あと、前の方の席だけでも良いからテーブルが欲しい…。

自分の投資意欲について

今回の株主総会・説明会に参加して話を聞いて、投資対象として印象が更に良くなっちゃった。
元々ビジネスモデルが堅調なところで興味をもってeBASEに投資をしているんだけど、今回の説明会の対話姿勢と、イケイケドンドンじゃない、ちゃんとした戦略ありきって所を理解出来てとても良かった。

ただ、株価は高いね。5年で5倍なんだよねぇ。アゲアゲ。
指標的にも割安って訳じゃない。割高過ぎるって訳でもないけど。
「まだはもうなり」で、押し目買いなんて狙っていたら更に株価が上がっちゃうかも。
この辺は投資意欲があっても高いと買いたくないし。何だかんだで株価は過去水準と比較しちゃう。難しいなぁ。

とりま自分のポートフォリオのバランスって観点で色々考えてみようと思う。
因みにこっそり暴露すると、ポートフォリオ全体で見るとeBASEへの投資は1%にも満たなくて、めっちゃ後悔している自分がここに。勉強を後回しにしたツケですな。
そんな感じの勉強不足で株主総会に参加したけど、これから勉強して会社を理解する意欲がとても湧いたお!

最後に気になった点って事だと、ビジネスってよりは人員の確保と従業員への還元について。
(自分はその時保有してなかったけど)配当性向が20%から30%へ上がったのは投資家としてとてもありがたい。でも、大事なのは人。
働いている皆さん。そして経営者の皆さん。それぞれが働いた内容に見合った報酬を受け取って、その残りから株主へ還元していただく。
今度はその辺、働く人のモチベーションと給料について聞いてみるのも良いカモメ。

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