PTSで権利日に発生する歪み

まず最初にSBI証券のPTSについて説明しますよ~。
SBI証券ってPTSだと15時を超えて16時まで取引が出来るんだけど、これ、16時までが25日の約定って事になるのね。
だから権利日に東証で買い損ねても、PTSなら16時までに買う事で権利獲得になるって話。
因みに17時からのナイトセッションは翌日の扱いになるから注意ね。

さて、ここからが本題。
2019年6月25日は例えば高配当株であるJTの配当・優待の権利日なんだけど、SBI証券のPTSで6月25日の株価チャートを見てみるとこんな感じ。

2019年6月25日におけるSBI証券のPTSの1分足チャート(SBI証券 株アプリより)

東証の終値は2,502.5円なのに、そこからPTSで下げている形。
15:06に一瞬2,465円まで落ちてる。高値は2,486円で安値が2,465円。出来高は500株。
って事で16時までの買いは権利が得られるし、この安値で買えた人は、市場の終値で買う事に比べたら、その差分だけ有利だよね。
1分足で500株。安値の2,465円で買えた人はすごく運の良い人ね~。

一応この歪みを狙った、具体的な投資手法の手順としてはこんな感じ。

  1. 権利日の前に高配当利回りだったり、優待利回りが高かったりする企業を事前に把握しておく。
  2. 権利日の15時からPTSの株価動向をチェックして、東証の終値から大きく下がっていたら買い注文を入れる。もしくは指値で決め打ち買い注文を入れる。
  3. 買えたなら、安く買えてラッキー!(市場の終値で買う事に比べたら。)

ただこれ、デメリットが大きいのが問題なんだよね。
PTSでしかも市場が終わってからって事で閑散としてるから、板のスプレッドが広い
PTSは指値で待ち構える形になるんだけど、指値の置き所が分からない。ド底で買えたら奇跡。
しかもまとまった金額が約定する訳じゃないから投資インパクトが小さい。投資資金100万円ぐらいが精々じゃないかな。
15時から16時まで相場に張り付いて監視した方がベター。最低でも15時15分ぐらいまでは。
だから権利日に仕事をしていると中々取り組み辛い
こんな感じでデメリットを考えると投資する気にならない人が殆どだよねぇ。

ま、終値から1~2%安い価格に買い注文しておいて、買えればラッキーぐらいで取り組むスタンスが無難かな。
注文数量は優待の最低単元分ぐらいに留めておくのが良いでしょう。
運よく買えれば、市場の終わりに駆け込みで買っているよりは十分有利だと思う。
…ただ、何と言うか、先回りして事前に買っていた方が良いんじゃ?ってのはごもっともなご意見であります。

こんな感じで手間と規模の関係から、一定の資産規模がある人には全然妙味が無い話だけと思うけど、とりまこんなケースも探せばあるよ。って事で。心の片隅に置いてみては如何?
気になったら他の銘柄の動向も検証してみてみて。

2019年6月25日におけるSBI証券のPTSの1分足チャート(SBI証券 株アプリより)

一応ナイトセッションの17:08に2,411円~2,410円で1300株が約定してる。
300万円か。結構大きいね~。
なお、6月26日の始値は2420円となりましたとさ。

買いの観点だと15時過ぎてから買えた人がが有利だったし、17時過ぎもオーバーシュート気味だったって事で買えた人が有利だったという結果。

スペシャルサンクス

PTSで誤発注があったり、変な価格が付くことは知っている人も多いけど、SBI証券のPTSだと権利日の16時までが権利日の取引扱いで、今回例に出したようなケースがちょいちょいあるって話はレブルさんとの雑談の中で聞きました。
そこで具体的に検証してみようと思って調べてみたのが今回の記事です。

レブルさんは浜松三河テクニカル交流会を主宰されていて、精力的に活動されているエネルギッシュな方です。
自分も過去に交流会に参加させていただきました。
浜松三河エリアでテクニカルについて意見交換の場を求めているのであれば、都合を見て参加してみるのも良いと思いますよ!
Twitter:@omatsurisawag63
ブログ:テクニカル総合サイト〜お祭り騒ぎ~

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