今回のお話
15時から16時の間に、PTSで東証の終値より有利な値段で優待・配当の権利をゲットしよう!
これが今回のお話。
順番に解説していくぽ。
SBI証券のPTSの仕組み
まず最初にSBI証券のPTSについて、ポイントを少しだけ説明しますよ~。
SBI証券ってPTSだと15時を超えて16時まで取引が出来るんだよね。
で、これ、実は16時までが当日の約定になる仕組みで、その16時までに買えば権利(配当や株主優待等)が獲得が出来るって訳。
本題
で、ここからが本題。
下の画像はJTの2019年6月25日(配当・優待の権利日)のPTSチャートであります。時間は15時前後。
東証の終値は2,502.5円で、そこからPTSで下げている形になってるね。
注目して欲しいのは、15時以降に終値より下の値段で売買が成立してて、更に15:06に一瞬2,465円まで落ちてる点ですな。
因みにこの時間の出来高は500株。
ここで思い出して欲しいのは、16時までの約定は当日の売買の扱いになるって話。
って事は…。
15時から16時の間に東証終値よりも安く買えた人が実際に居る訳だけど、その人は終値との差分だけ有利に権利をゲット出来てる訳ですね。(東証終値で買った人に比べて。)
手法として落とし込む
この話の手順を簡単にまとめるとこんな感じでしょうかね。
- 0:権利日の前に高配当利回りだったり、優待利回りが高かったりする企業を事前に把握しておく。
- 1:権利日の15時からPTSの株価動向をチェックして、東証の終値から大きく下がっていたら買い注文を入れる。もしくは指値で決め打ち買い注文を入れる。
- 2:買えたなら、安く買えてラッキー!(市場の終値で買う事に比べたら。)
弱点
補足として弱点もいくつか書いておきますね。
買い指値の置き所が難しい事。
2480円が底かもしれないし、2470円かも知れないし、2460円かも知れない。
一応東証終値より安い値段で指していたら有利は有利なんだけど、どうせなやら安く買いたいよねぇ?
まとまった金額が約定する訳じゃないから投資インパクトが小さい事。
PTSって事で、商いが薄い訳です。
投資資金100万円ぐらいが精々じゃないかな。
大きくこれだけで儲けるってのは無理ゲー。
ずっと価格動向を見てないと厳しい事。
指値注文を置くにしても15時15分ぐらいまでは相場に張り付いて監視した方がベターじゃないかなぁ?
仕事をしていると取り組み辛い。と思う。
そもそも都合よくPTSで安く買えるか分からない事。
こればっかりは売ってくれる人が居ない事には始まらないんで…。
ま、終値から1~2%安い価格に買い注文しておいて、買えればラッキーぐらいで取り組むスタンスが無難かな。
注文数量は優待の最低単元分ぐらいに留めておくのが良いでしょう。
運よく買えれば、市場の終わりに駆け込みで買っているよりは十分有利だと思う。
まとめ
こんな感じで手間と規模の関係から、一定の資産規模がある人には全然妙味が無い話だけと思うけど、とりまこんなケースも探せばあるよ。って事で。心の片隅に置いてみては如何?
気になったら他の銘柄の動向も検証してみてみて。
ナイトセッション
おまけでナイトセッションの状況も見てみるぽ。
17:08に2,411円~2,410円で1300株が約定してるね。
因みに6月26日の始値は2420円になってて、概ねPTSと同じ水準だったみたい。
スペシャルサンクス
PTSで誤発注があったり、変な価格が付くことは知っている人も多いけど、SBI証券のPTSだと権利日の16時までが権利日の取引扱いで、今回例に出したようなケースがちょいちょいあるって話をレブルさんとの雑談の中でしていまして。
そこで具体的に検証してみようと思って調べてみたのが今回の記事であります。
レブルさんは浜松三河テクニカル交流会を主宰されていて、精力的に活動されているエネルギッシュな方です。
自分も過去に交流会に参加させていただきました。
浜松三河エリアでテクニカルについて意見交換の場を求めているのであれば、都合を見て参加してみるのも良いと思いますよ!
Twitter:@omatsurisawag63
ブログ:テクニカル総合サイト〜お祭り騒ぎ~
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