投資(書籍)

読書:株式投資で普通でない利益を得る

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株式投資で普通でない利益を得る
フィリップ・A・フィッシャー (著)

引用メモ

その会社の製品やサービスには十分な市場があり、売り上げの大きな伸びが数年以上にわたって期待できるか
~中略~
成長は年間ベースで判断するのではなく、例えば数年を一単位としてみていく必要がある。

株式投資で普通でない利益を得る p.100

景気循環の影響があったりして企業業績は断続的な成長をする。
だから平均を見るというか成長トレンドを見るべきって事なんでしょうね。

増収増益増配を連続して達成して、更に継続性までイメージできる様なエクセレントカンパニーはマストバイ。

その会社には平均以上の販売体制があるか
~中略~
長期間、安定的に成長していくためには、強力な販売部隊が不可欠なのである。

株式投資で普通でない利益を得る p.116~120

売り方が全てじゃないけど、競争の激しい今の時代、最高のパフォーマンス(売り上げを)出すためには売る力・専門の部門も必要って事か。

その会社は高い利益率を得ているか
~中略~
どれだけ売り上げが伸びても、それに伴って利益が増えなければ正しい投資先にはならない。
~中略~
歴史のある大手企業の中で、大きな投資利益をもたらしてきた会社を見ると、どれも利益率が比較的高い会社だった。
~中略~
将来の成長を見据えて意図的に利益率を下げている会社でないかぎり、利益率が低い会社や末端企業は避けるべきだろう。

株式投資で普通でない利益を得る p.120

しっかり利益を得ている会社へ投資しよう。そうしよう。

悪いニュースを公表しなかったり、隠そうとしたりする会社は、投資候補から除外すべきだろう。

株式投資で普通でない利益を得る p.141

投資に限らず大抵の事象に当てはまる話だと思う。
隠し事をするような経営者が率いる会社へ、あえて投資する必要は無いでしょう。

他のポイントの評価がどれほど高くても、株主に対する経営陣の受託者としての感覚に大きな疑問符が付くようでは、その会社への投資を検討すべきではない。

株式投資で普通でない利益を得る p.142

さっきの話に通じるけど、信用は大事。
信頼できる経営者が率いる会社へ大事なお金を投資したい。

研究では、配当率の高い株に投資したケースと、配当率を低くして利益を成長と資産への再投資回した企業に投資したケースのリターンを比較している。そして、私の知る限りでは、すべての研究が同じ傾向を示している。5年後と10年後の結果の両方で、後者の成長株投資の資本価値のほうがはるかに上回っていたのである。
更に驚くのは、同じ期間に成長株は配当も増えていたことだ。
~中略~
つまり、成長株は資本増加率で上回っていただけでなく、ある程度の期間を経過すると配当利回りでも上回ってくるのである。

株式投資で普通でない利益を得る p.154

目先の高配当株じゃなくて、成長で増配できる株を買いたい。

投資の観点から言えば、どのような会社でも、少なくとも2~3年の事業活動を行い、一年間、既存の会社とは全く違う分野で営業利益率を上げた実績がないかぎり、投資すべきではないと私は考えている。
~中略~
設立間もない売り出し中の会社について投資家やそれ以外の人が出来る事は、計画を見て、問題点や強みを推測することぐらいだ。ただ、これは思ったよりもはるかに難しく、間違った結論に至る可能性がはるかに高くなる。

株式投資で普通でない利益を得る p.204

新しい会社・新しいビジネスへの投資は難しいね。

年次報告書の全体的な内容や雰囲気に影響を受けて株を買う判断を下すのは、目を引く広告を見てその製品を買うのと似ている。

株式投資で普通でない利益を得る p.212

中身をしっかり見て判断しましょう。って事ですな。

会社が意図的かつ安定的に新たな収益力を開発し、その業界にもそれまでのような急成長を遂げる余地があれば、5年後や10年後のPERは今日の平均的な株を確実に上回っているだろう。このような種類の株は、多くの投資家が思っているほど将来の利益を織り込んではいない。つまり、一見、割高に見えても、調べてみると実は非常に割安なのかもしれない。

株式投資で普通でない利益を得る p.216

成長余地が限られている会社が高PERの場合、それはPERが将来の株価水準を織り込んでいるとなる。
成長鈍化で妥当なPER水準に落ち着く流れ。
一方で、着実に成長する会社は高いPERを維持し続ける。
そういう事。

株によって成長速度が違うため、10年後に1つの銘柄の市場価値が40%になっていても全く問題は無く、むしろ調整すべきではない。

株式投資で普通でない利益を得る p.222

分散均等投資で始めたとして、1銘柄が大膨張しても株によって成長速度が違うから、リバランスせずにそのままにしておきましょう。
成長速度が違うからどこまで上がるかもわからないし。
って意味で受け取ったけど、あぁ、なるほどね。と。思った。

でもリバランスも悪く無いハズだよなぁ。
上がった株を一部売る。それで出遅れ株を買い増しする形。
これをすると出遅れ株が上がった時にパフォーマンスの底上げになるはず。

この点については考える余地がありそう。

戦争の時期には株を恐れずに買う

株式投資で普通でない利益を得る p.233

仮に日本が戦争に参加するみたいな事態になっても、日本の本土で戦争が起きるのでなければ株を買うのが正解って事なんでしょうね。
戦争に負けたら?その時は現金をたくさん持っていたところでおしまい。

戦争でお金の価値は下落する。
だから株じゃなくて同じインフレ資産の金を持つ選択もありかなとは思う。

多数派のまねをしない

株式投資で普通でない利益を得る p.248

これは良く聞く話だよね。

コメント

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