マニー:2024年8月期 第1四半期決算

参考

2024年8月期 第1四半期決算短信
2024年8月期 第1四半期 決算説明資料
2024年8月期 第1四半期 セグメントの地域別売上高データ 

業績

単位：百万円	2024/1Q	前期比	進捗率	利益率
売上	7,114	16.5%	25.9%	31.2%
営業利益	2,223	27.2%	26.9%	33.0%
経常利益	2,349	35.3%	28.5%	22.1%
純利益	1,573	21.1%	26.7%

23年8月期は四半期で一度も利益率30%超えるタイミングがなかったんだけど、今回は1Qから30％超えて来た。
進捗率もボチボチ良い位置で十分。

特に懸念は無い。期待通り。
決算説明資料のp.4にあるけど、順調な推移って感じ。

中国向けが好調

中国で力強い需要があったという感じ。
北米も良かったけど、規模が小さいから全体で見ると霞む。
日本と欧州は横ばい。

トータルで好調なのは良いんだけど、欧州・日本・その他地域で成長できなかった点からは懸念が残る。

セグメント別

セグメントの地域別売上高データのエクセルより。

サージカルは好調。日本、欧州・中国・北米と主要な地域で伸びていて良いと思う。
アイレス針は好調。欧州・中国・北米と主要な地域で伸びていて良いと思う。日本は横ばい。
デンタルは怪しい。伸びてるのは中国とインドだけ。他の日本、欧州、北米、その他地域でマイナス成長。

	サージカル	アイレス針	デンタル
欧州	12.2%	17.3%	-19.8%
中国	45.7%	41.1%	32.4%
インド	-12.1%	1.0%	27.3%
北米	100.4%	49.0%	-2.3%
その他（南米など）	24.4%	-21.1%	-77.4%
日本	12.6%	3.8%	-9.4%

北米はまだまだ規模が小さいけど、大きく強くなって欲しい。

デンタル

主要製品になるリーマ・ファイル・ダイヤバーに関して、アジアでは好調だった。
それ以外の他のエリアは全てマイナス成長。
アジアの伸びが他全てのマイナス地域を凌駕した形。

歯科修復材は低調だった。ドイツの連結子会社の新本社・工場の立ち上げで生産遅延が発生。

コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2023

中堅上場企業初の受賞との事で、比較的マニーはこの辺をしっかりやれてると思う。

例えば大抵の企業は役員の選任で「経歴だけを教えるから賛成してね」ってスタイルだけど、
マニーの場合は候補者本人の言葉で抱負が掲載されていたりする。
それぐらいは必要だと思うけど、それすら出来てない企業が多い。