ウォール街で勝つ法則を読んで

アマゾン:ウォール街で勝つ法則

この本の内容は、PERやPBR等の指標で銘柄選定をした場合、パフォーマンスにどういった傾向にあったのかを検証したもの。

例えば低PERに投資したらインデックスよりパフォーマンスが良いんですかね?
っての45年の期間(古い時期だけど)検証したって内容なんだけど、ちょいちょい参考になる内容があったからちょっと内容をご紹介。

期間は1951年〜1996年の間で米株が対象。
検証している指標は「PER、PBR、PCFR、PSR、配当利回り、EPS、利益率、ROE、RPS」。

読書メモ

小型株の場合、低PERであることはさして重要ではない。ウォール街で勝つ法則。p8

低PERの大型株が常に買われるのは、将来見込まれる成長率から見て、株価に値ごろ感があるからだろう。ウォール街で勝つ法則。p87

時価総額の大きさにかかわらず、高PER銘柄を買うのは危険を伴う。ウォール街で勝つ法則。p88

PBRが高いと言うだけで買いを見送るべきではない。しかし長期的な結果を見るならば、PBRが著しく高い銘柄については慎重であるべきだ。ウォール街で勝つ法則。p123

ほかのどんな割安株指標を使うよりも、PSRが低いというのがいちばん市場に勝てる条件である。ウォール街で勝つ法則。p161

高利回り戦略もまた、大型株に適用したほうが、はるかに一貫性があって手堅い。ウォール街で勝つ法則。p170

実際のところ、ハイリスクな投資戦略はいつか必ず壁にぶつかるものだ。ウォール街で勝つ法則。p189

EPSの年間変動率は銘柄選択においては当てにならない。ウォール街で勝つ法則。p206

利益成長率が高いからと言う理由で株式を購入したところで、それは成功する投資戦略とは言えない。ウォール街で勝つ法則。p217

投資家は5年間の利益成長率に目がくらみ、株価を持続不可能な水準までつり上げてしまう。将来の利益が予想利益を下回ると、投資家はかつてあれほど手に入れたいと望んでいた株式を売りに出し、その結果、株価は低迷してしまう。ウォール街で勝つ法則。p219

高収益企業には入れ込みすぎないほうがいいだろう。投資家はこうした銘柄にプレミアムを支払いがちだが、大型株グループのインデックス型ポートフォリオに投資した方が良い結果が得られるだろう。ウォール街で勝つ法則。p.231

高利益率を株式購入における唯一の判断基準とすると期待外れの結果に終わることが、これまでの経緯から分かった。十分位数分析の結果から言えるのは、投資家が投資判断に利益率を用いるというのであれば「利益率が最高水準の株式を回避する」という目的のみ用いるべきであろう。ウォール街で勝つ法則。p.245

前年の株価変動率の下位グループを回避すればパフォーマンスを上げられることが分かった。ウォール街で勝つ法則。p.281

PSRはレラティブストレングスと併用すれば、見事なパフォーマンスを上げられる。ウォール街で勝つ法則。p.284

大型株に複数の指標を使っても、全銘柄ときほどパフォーマンスは向上しなかった。ウォール街で勝つ法則。p.291

PBRを使った大型株の検証は実施不可能であった。大型株でPBRが1倍以下の銘柄がほとんど存在しないためである。ウォール街で勝つ法則。p.291

バリュー(割安株)銘柄で構成されたポートフォリオにれらてぃぶ・ストレングスを追加すれば、おそらく十中八九パフォーマンスは高まるだろう。ウォール街で勝つ法則。p.300

知名度が高く、業界トップの大企業は、低PERや低RCFRなどのバリュー特性があれば、優れた投資対象となる。だた、基準の中で最も有効なのは、配当利回りである。ウォール街で勝つ法則。p.324

感想

とりまアマゾンのレビューと、今回の読書メモを読めば何に優位性があるかは分かると思う。

この本の良い所は45年分のデータで検証されているって事にあるのね。
〇〇投資法で勝てました(アベノミクスの10年弱の期間で検証)。ってのよりよっぽど信ぴょう性がある。
それと最近なぜかPSRが話題としてみるけど、この本を読めば元々優位性のある指標だって事は分かると思う。

個人的には意外と大型株が馬鹿にならないって話が興味深かったかな~。
基本大型株ってパフォーマンスが悪いってイメージあるじゃない?

高配当戦略。これが何気に手堅く良さげっぽいから確認してみたんだけど、野村日本株高配当70連動型ETFと日経平均を5年間のパフォーマンスで比較してみたら20%ぐらい高配当ETFが負けてた。。。
5年だと期間として短いから、何気に逆張り時と判断する?どうするかな?

高い利益率ってだけで投資しても儲からないっぽいけど、たまにおかしな利益率が出ている会社もあるし、当然ながらそういう異常なのは直感的にも回避した方が無難だと思う。
利益率の十分位数分析の最大が、最もパフォーマンスに劣っているのはそういう所にあるのかも。

モメンタムに乗るべし。ただし、ボラティリティが高いからハイリスクハイリターン。
逆張りをする場合、前年株価変動率の下位グループへ投資してはいけない。
この前年ってのは1月~12月の事なんだろうけど、日本の場合決算期が3月ってのも多いしバラバラ。業績とかそういうので考えるなら日本株の場合は決算期を加味する必要はあるんでないかな。
でも海外の投資家は1月~12月で株価を見るだろうし、どうなんだろう。

アメリカの大型株にはPBR1倍以下が殆ど無い。そうなんですってよ!奥さん!
洗練されて効率的なアメリカ市場は昔から成熟してたんですなぁ。

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