GMOペパボの2021年12月期第3四半期決算を確認するぽ。
参考
2021年12月期 第3四半期決算短信 (2021年11月8日 15:31開示)
2021年12月期 第3四半期 決算説明会資料(2021年11月8日 15:31開示)
質疑応答
決算説明会書き起こし
決算説明会動画
業績
単位:百万円 | 2021/3Q | 前期比 | 進捗率 | 利益率 |
売上 | 8,958 | 8.0% | 67.7% | |
営業利益 | 706 | -26.8% | 63.4% | 7.9% |
経常利益 | 739 | -27.6% | 65.6% | 8.2% |
純利益 | 533 | -15.0% | 67.0% | 5.9% |
売上の成長ペースは平時な感じ。
利益は弱い。プロモーション・人件費が重し。
そんな2Qからの傾向を表した数字に。
セグメント別
今回はEC支援とハンドメイドと金融支援について少々。
EC支援
売上20%増の利益10%減。
プロモーション・人件費が重し。
決算説明資料からカラーミーショップの契約件数の推移グラフを見ると、2Q・3Qと契約件数が伸びてる感じ。
5月に始まったフリープランの契約が増えている事が要因。
まだまだ小粒だろうけど、新しい店舗さんもしっかり成長できると良いね。
一方でフリープランが増えた事で顧客単価も下がったらしい。
むむむ。そういう理由なんだ?
EC関連サービスの流通額推移について、決算説明動画から。
「1Qは新生活と言った季節性のある商材・特定商材が売れたが、2Q以降はそれが落ち着いて売上減傾向に。」
なるほど。
「一方で4Qは年末商戦で流通額の面で拡大する傾向。」
なるほど。
むむむ。でも、2019年の4Qって別段伸びてないよね?
マスクや巣ごもり製品についてのニーズは去年に比べてかなり減ったと思う。
SUZURIもモノが増えた所で買う人が増えないと成長はしないから課題はその辺よねぇ。
後、SUZURIに関しては利用者目線で思う事があるんですよ。
商品点数が増えるのは良いんだけど、結果として検索で探しづらいから、そろそろ何か工夫がいるんじゃなかろうか。
例えば検索結果に表示される同一画像の作品は売れ筋を1品だけ表示して、それをクリックして同じ画像を使った他の商品を一覧表示させる。とか。そういうの。
あんまりごちゃごちゃし過ぎてお目当てのモノが探しづらいと買う気が無くならないか。
その辺を懸念ぬ。
…と言うか、実際検索してて疲れる。
ハンドメイド
とても気になるのがハンドメイドの減収なんだよねぇ。
なんか数字的に苦戦してるように見えるけど、まず、EC市場が落ち込む事は無いと思ってる。
ちょっと絵で描いたんだけど、2020年は巣ごもりで市場規模の拡大にブーストがかかった。
そんな風に思ってるんだよね。
ただ、マスクみたいな特需物がハンドメイドで多かったのなら、その分の売り上げの落ち込みはあるんでしょう。
ミンネが前年比で苦戦してるように見えるのはそこじゃないのかな?
ま~、ミンネはもう急拡大と言うよりは市場成長に沿う感じですかね。
プロモーションコストを過大にかけるってよりは、適宜イベント等々に合わせてお金を使っていく感じになっていくんじゃなかろうか。
金融支援
フリーナンスの請求書買取額が2期連続で3Qに弱い状況が続いてるのが気になったんだよねぇ。
2020年の3Qは2Q割れしてるし、2021年の3Qは増加率が低いし。
けど、ログミーファイナンスで行われたセミナーによると、その辺で季節性は無いみたい。
参考:ログミーFinance 第26回 個人投資家向けIRセミナー Zoom ウェビナー 第3部
ブレ幅はあるけど成長トレンドって事で、まずは黒字化を見守る。
そのスタンスに変化ナス。
感想
営業・プロモーションの手法なんだけど、何か外部の意見を取り入れてうまくできないものなんかな?
なんかね、もっとペパボのサービスって使われても良いと思うんだよね。
それはミンネとかスズリみたいに力を強く入れてる部分だけじゃなくて、カラーミーとかロリポップも。
ペパボらしさとのバランスもあるんだけど、
もっと使われて良いハズ。もっとアプローチできるはず。もっと面白くできるはず。
個人的にはカラーミーの拡大に期待してるんだよな~。そんな事を思った。
株価
決算発表当日2021年11月8日のSBI証券の夜のPTSは出来高0で無風。
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