アバントの2022年6月期決算をチェキ!
収益認識に関する会計基準に関係する部分はあるけど、基本的に単純な数字で前期比は比較してま酒。
参考
2022年6月期 決算短信
2022年6月期 決算説明資料
2023年6月期業績予想と次期中期経営戦略について
計画比
単位:百万円 | 計画 | 実績 | 差 |
売上 | 18700 | 18,703 | 0.0% |
営業利益 | 3130 | 3,247 | 3.7% |
経常利益 | 3048 | 2,988 | -2.0% |
純利益 | 2032 | 2,045 | 0.6% |
4月28日の修正に近い数字。
参考:業績予想の修正に関するお知らせ
実績
単位:百万円 | 2022/4Q | 前期比 | 利益率 |
売上 | 18,703 | 15.2% | |
営業利益 | 3,247 | 16.1% | 17.4% |
経常利益 | 2,988 | 6.4% | 16.0% |
純利益 | 2,045 | 8.3% | 10.9% |
経常利益が営業利益に比べて伸び率が弱い理由は何だろうね?
と思って損益計算書を見てみると、前期と比べてインパクトが大きいっぽいのは持分法による投資損失かな?
単位:千円 | 2021年度 | 2022年度 |
持分法による投資損失 | 8,732 | 269,244 |
イギリスのメタプラクシス社で現存処理があったっぽい。
収益認識基準適用前での比較
決算説明資料にあったからメモとして貼っとく。
2023年6月期予想
単位:百万円 | 2023/4Q | 前期比 | 利益率 |
売上 | 21800 | 16.6% | |
営業利益 | 3100 | -4.5% | 14.2% |
経常利益 | 3100 | 3.7% | 14.2% |
純利益 | 2030 | -0.7% | 9.3% |
売上16%増は良いけど、営業利益がマイナスって…。
費用面では積極採用に伴う人件費増、組織再編に伴う費用増に加え、
2022年6月期 決算説明資料p.16より
既存事業において低収益製品・プロジェクトの整理等、クラウド化を加速するための環境整備費用を見込み、減益を予想。
って背景らしい。
中期経営計画
「BE GLOBAL 2023」で目指した三つの基軸
2023 年6月期業績予想と次期中期経営戦略についてp.1より
(①グループ総合力でさらなる売上成長を追求、②成長加速のための M&A、③ビジネスモデルの転換)
のうちビジネスモデルの変換については大きな成果を得られておらず、その進捗指標として設定していたストック売上比率は2022年6月期においても 34.6%にとどまり、目標である70%に達することは困難と考えられます。
進捗が見られなかった理由は二つあります。
2022年6月期 決算短信p.10より
まず、目指したビジネスモデルの転換の背景と目標について、グループ経営戦略執行陣との意思疎通が十分ではなかったことが挙げられます。さらに、既存事業の成長加速と新しい成長事業の創出という二つの課題の成果をグループ各社に対して同時に求めた結果、いずれも高い目標を達成することができなくなったこともその要因として考えられます。
ポイントしてはこの辺でしょうか。
企業価値の向上に役立つソフトウエア会社になる
経営(戦略)のマテリアリティはこちら。
マテリアリティって何?(重要課題って事らしい。)
方向性として企業価値の向上をサポートする。
それをソフトウエアで解決する。
企業価値ってのは色々あるから、ビジネスに広がりがあると思う。
じゃあどんな風に話を進めるかと言うと、
「企業価値の向上に役立つソフトウエアベースBPO」への転換。
多くのお客さまに提供できるキラーソフトウエアの開発。
との事。
コメント