BtoBのECマーケットプレイスを運営。
具体的には業務用食材卸サイト『Mマート』、厨房機器・食器等卸サイト『Bnet』 等のサイトを運営。
プロ市場の通販サイトみたいな感じ。
買い手は無料(有料会員制度あり)で、売り手は手数料を支払う仕組み。(有料会員登録有料)
買い手会員数は10万件オーバー。
流通総額は53億円オーバー。
サービスの一例
Mマート
公式:https://www.m-mart.co.jp/
Bnet
公式:http://www.bnet.gr.jp/
卸・即売市場
公式:https://www.m-mart.co.jp/outlet/
最近の新しいサービス展開としては逆オークション市場。
リンク(PDF):Mマート、インターネット上に「逆オークション市場」を開設
サービスは色々と手掛けているみたい。
「アサトレ」「チューオク」「蔵前渡し」ってサービスもあるそうな。
MマートのHPに沿革が載ってない件。
だけど、リクナビ2020にサービスのリリースを含めた沿革が載ったっぽ。(現存していないサービスについては書かれてないような気もするけど。)
出店型と出品型
出店型のMマート、Bnet
売り手が出店料を払って商品をwebに掲載・販売。
システムを利用して売買した際には手数料が発生する。
買い手との直接取引も可能。
出品型の卸・即売市場、ソクハン
売り手が商品を無料で掲載。システムを利用して売買を行うルールで売上に比例した手数料が発生する。
買い手との直接取引は禁止。
直取引のパトロール・制裁の状況については確認できてないぽ。
社長と会社設立まわり
2000年2月に設立。
2018年2月にマザーズ上場。
村橋孝嶺社長は20歳で起業した兵で、Mマートは64歳で創業。
現在80歳オーバー。あごひげがダンディね~。
その経歴は謎のベールに包まれているが、バーテンダーやお好み焼き屋等、その時代の流行りの店を数多く経営してきたらしい。
因みに小野寺泰副社長は、東急不動産等の東急グループからMマートへ来た人物。
いきなり!副社長???
参考情報
東洋経済ONLINE:81歳社長が率いるMマートの次なる事業構想
東京IPO:トップインタビュー:(株)Mマート(4380・東マザ)
ジャパニーズインベスター:BtoBに特化した食材・厨房機器の販売サイトを運営して急成長――株式会社Mマート 代表取締役社長 村橋 孝嶺
市況かぶ全力2階建:業務用食材卸売市場のMマート、役員の年齢と華麗な経歴に高まる期待
自由を守る会:顧問 村橋孝嶺
stock voice(yotube):Mマート [4380] 東証マザーズ IPO
経営理念
商売は道徳であり、誠実さである。
Mマート業務宣言より
仕事とは自分を育ててくれた社会に対する報恩の志と行為である。
社会に必要とされる企業・社会に必要とされる人間になる。
ちょっと長いような気がするけどこんな感じ。
業績の推移
2013年・2016年は最終赤字。
直近2018年・2019年の利益率が20%と大きく改善されているけど、その理由は謎。
それ以前は利益が出たり出なかったり。
上場前の2017年から見るときれい目の業績の推移で、これからが成長ステージとも受け取れるけどどうだろうね。
配当
2019年度までは無配。
2020年度1月期は10円配当の予定。
配当方針としては「経営成績及び財政状態を勘案しながら、株主に対する配当を実施していく方針」との事。(有価証券報告書より)
システムは内製化
自前でサービス作って内製化。
一般論として、システムを外注しない事でスピードと微調整のしやすさに優位性が出るよね。
コストについては技術スタッフの雇用が必要だからメリットとデメリットがあると思う。
ビジネスの意義
売り手としては、今まで値段が付かなかった、叩き売らないといけなかった商品にそれなりの値段が付く。
廃棄処分を減らすことが出来る。
買い手としては純粋に安く仕入れる事が出来る。
基本的に質の良い商品の取り扱いが増えれば、買い手は集まってくる。
だから量より質を重視する方針みたいね。
投資対象として
時価総額が小さい小型株。
小型株は創業者のセンスが命。
エネルギッシュでイケイケの村橋社長が社長の小型株として考えると、成長性や人気化する要因は持っているように思う。
現在の営業利益率は20%でこれは評価されるべき水準じゃない?
ポテンシャルは高い。…かもめ?
株価は上場直後の高いところから8割引きぐらいまで落ちてここ1年はヨコヨコ。
ひとまず最安値を意識しつつ買い場探しな印象。
なお、長期投資を考えるなら、不明瞭な事は調べて潰す必要あり。
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